「GWに全力で遊んで、気づいたら体がボロボロだった」
これ、実は院長の私も毎年経験していることです。
今年のGWも、旧友たちと庭でバーベキューをして、子どもと追いかけっこをして、普段は使わない筋肉を思いっきり使いました。
翌日、仕事モードに戻ろうとしたら「腰が重い」「ふくらはぎがパンパン」「なんか全身だるい」。
GW明けに来院される患者さんでも、毎年同じようなお声をよく聞きます。
「休んでいたのに、なんで体がこんなに重いんだろう」と感じているパパへ。
このコラムでは、GW明けに体がだるくなる理由と、仕事復帰の前後にできるリカバリーセルフケアをお伝えします。
なぜGW明けに体が重くなるの?
「休んでいたのに疲れた」という感覚は、気のせいではありません。
GW中に体で起きていることを整理すると、原因がはっきり見えてきます。
① 普段使わない筋肉を一気に使った
デスクワークが中心の日常から、GW中は子どもと公園を走り回ったり、バーベキューで立ちっぱなしになったり、荷物を運んだりします。
普段とは全く違う動きが連続します。
体は急に使われた筋肉に炎症反応を起こします。
これが「筋肉痛(炎症反応)」です。
軽い筋肉痛は回復のプロセスですが、休む間もなく仕事に戻ると炎症が長引きやすくなります。
② 生活リズムが乱れた
連休中は夜更かしが増えたり、お酒を飲む機会が増えたりします。
睡眠の質が下がると、体の修復が追いつきません。
さらに食事のタイミングや量も変わりやすく、胃腸への負担が体全体のだるさとして出てくることもあります。
③ 座りすぎ・動きすぎの両方が混在する
GW中の「体のリズム」は不規則です。
ある日は1万歩以上歩いてヘトヘト、別の日はソファでごろごろ。
この落差が体に混乱を与えます。
特に腰や骨盤は、急な動きと急な静止の繰り返しで、だるさや違和感が出やすい部位です。
④ 「オフモード」から「仕事モード」への切り替えストレス
体だけでなく、神経系も影響を受けます。
連休中のリラックスした状態から急に仕事モードに切り替わると、体の準備が追いついていないことがあります。
これが月曜日の「体が重い」「頭がぼんやりする」の正体のひとつです。
GW明けに出やすい体のSOSサイン
体が「疲れています」と伝えているサインを見逃さないことが大切です。
以下のような症状がある方は、ぜひケアを意識してみてください。
腰・背中のだるさ・重さ
立ちっぱなし、歩きすぎ、重いものを運んだ翌日に出やすいです。
腰を支える筋肉が疲労しており、放置すると慢性腰痛のきっかけになることもあります。
ふくらはぎ・太ももの張り・重さ
長時間歩いたり走ったりした後に出やすいです。
脚の筋肉が固まったままデスクワークに戻ると、血液の流れが悪くなり、疲れが取れにくくなります。
肩・首のこわばり
体が疲れると、首や肩の筋肉が防衛的に固まります。
長距離の運転後や、普段とは違う体勢が続いたときに特に出やすいです。
たとえば、バーベキューでかがむ、子どもを抱き上げる、といった動きです。
眠いのに眠れない・夜中に目が覚める
体が疲れているのに質の良い睡眠が取れないときは、疲労サインだけでなく自律神経が乱れているサインでもあります。
GW明けにできるリカバリーセルフケア
仕事の合間や帰宅後に取り入れられる、シンプルなケアを紹介します。
道具不要、立ったままでもできるものを中心にしました。
① ふくらはぎのセルフマッサージ(1〜2分)
疲れた脚の血流を促し、重さ・張りを和らげます。
- 椅子に座り、片方の足をもう一方の膝の上に乗せる
- 両手の親指を重ねてふくらはぎの真ん中に当てる
- 足首からひざ裏に向かって、ゆっくり押しながら流す(10〜15回)
- 「痛気持ちいい」場所は5〜10秒ほど優しくキープ
- 左右それぞれ行う
入浴中や入浴後に行うと、さらに効果的です。

② 立ったままできる腰のストレッチ(30〜40秒)
腰の筋肉の緊張を緩め、だるさをリセットします。
- 脚を肩幅より少し広めに開いて立つ
- 両手を腰に当て、ゆっくりと後ろに反らす(3〜5秒)
- 次に、ゆっくりと前に倒す(膝は少し曲げてもOK)
- 無理のない範囲で30〜40秒かけてゆっくり動かす
- 3〜5回繰り返す
腰をグイッと強く反らさず、「気持ちよく伸びる」感覚の範囲で行いましょう。

③ 首・肩のリセット体操(5〜8回)
こわばった首・肩周りをゆるめます。
デスクの前でもできます。
- 両肩を思い切り耳に向けて引き上げる(3秒)
- 一気にストンと落とす
- 5〜8回繰り返す
- 続けて、頭を右にゆっくり傾け(15〜20秒)、反対側も同様に

④ お風呂で湯船につかる(15〜20分)
シャワーで済ませがちですが、GW明けの疲れた体には湯船が大きく違います。
38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分つかることで、全身の血行が促進され、筋肉が緩みやすくなります。
就寝1〜2時間前の入浴は、睡眠の質改善にも効果的です。
⑤ 仕事中の「体リセット習慣」
デスクワーク中でも意識できる小さなケアです。
- 1時間に1回は立ち上がって、足踏みを30秒行う
- 肩が上がっていないか意識して、意識的に落とす
- 水分補給をこまめにする(疲労回復に水分補給は大切です)
- 昼休みに5分だけ外を歩く(光を浴びることで体内時計のリズムも整います)
パパが体を大切にすることが、家族を守ることになる
「自分の体のことは後回しでいい」
そう思っていませんか。
でも、体が疲れたままの状態が続くと、家族への関わり方にも少しずつ影響が出てきます。
子どもと思い切り遊べる体。
仕事でも全力を出せるコンディション。
家族の前で余裕を持てる自分。
それを支えているのは、日々の体のケアです。
「GW明けに体が重い」「疲れが全然取れない」というのは、体からの大切なメッセージです。
セルフケアだけでは解消しにくい場合、専門家に一度みてもらうことで、体の状態が楽になることがあります。
長野県原村・八ヶ岳エリアで、体のことでお悩みのパパのご相談を受け付けています。
茅野・富士見・諏訪方面からも通いやすい立地です。
「GW明けで体がしんどい」というだけでも、ぜひお気軽にご相談ください。

