「試合前日なのに、体がなんか重い」
「GWの疲れが残っているのか、ふくらはぎがだるい」
そんな経験、一度はありますよね。仕事も育児も全力でこなした週に、週末だけは自分のためにグラウンドに立つ——そのパパたちの体が、本当の意味で動ける状態で試合に臨めているかどうか。私はFCアビエスの専属トレーナーとして、そのことを毎週考え続けています。
私はたなか整骨院鍼灸院の院長として、社会人サッカーチーム・FCアビエスの専属トレーナーを務めています。試合前の選手たちの体に関わる中で、「勝敗の前に、コンディションで試合が決まる」と感じる場面に何度も出会ってきました。長野県原村・茅野エリアで週末スポーツを楽しむパパたちの体を見ていると、同じことが当てはまります。
このコラムでは、週末にサッカーや草野球・テニスを楽しんでいるパパに向けて、試合3〜4日前から当日朝、そして試合後のリカバリーまでを、一本の流れとしてお伝えします。「なんとなく試合に臨む」から「整えて臨む」に変えるだけで、プレーの感覚は変わります。
なぜ試合前の「体の整え方」が結果を左右するのか
仕事と育児で毎日を全力で走っているパパにとって、週末のスポーツは大切なリフレッシュの場でもあります。でも、日常の疲れを抱えたまま試合に出ると、体が本来の動きをしてくれないのが正直なところです。
「年齢のせいだ」と思ってあきらめていませんか?実は、年齢よりも「準備の質」の差の方が大きいことがほとんどです。
試合前3〜4日間の過ごし方を変えるだけで、次のような変化を実感しやすくなります:
- スタート直後からキレのある動きができる
- 後半でも足が動く
- 試合後の疲労が翌日の仕事に響きにくくなる
試合3〜4日前:追い込まず、体に「試合のリズム」を思い出させる
試合3〜4日前のポイントは、「練習量を落として、神経系への刺激を入れること」です。
ここで間違えやすいのが、「試合前だから頑張って追い込もう」という発想。これをやると、試合当日に疲労が残って逆効果になります。FCアビエスの選手たちにも伝えているのは「今日の疲れが翌日に抜けている量にとどめる」という基準です。
コンディション調整の目的:疲れを抜きながら感覚を取り戻す
試合3〜4日前に行う軽いランニングや動きの確認は、体に「もうすぐ試合だよ」と思い出させる作業です。
- 強度は70〜80%以下にとどめる(「苦しくはないけど楽でもない」くらい)
- スプリントを数本入れて神経系への刺激を残す(1本あたり20〜25m、8本程度)
- 方向転換ドリルやサイドステップで「切り替えのキレ」を確認する
体幹・股関節の動作確認も取り入れよう
走るだけでなく、以下の動作チェックも取り入れると効果的です:
- デッドバグ(仰向けで腹圧を維持しながら手足を対角に動かす。10回×2セット)
- ランジウォーク(股関節・ひざの可動域を確認しながら10歩×2往復)
- エアプレーン(片足立ちで上体前傾。ハムストリングス・体幹の確認。6回×両足)

「体のスイッチが入っているかどうか」を確認するイメージで行いましょう。
試合前日:疲労を残さないために「何をしないか」を決める
試合前日で最も大事なことは、「やること」よりも「やらないこと」を決めることです。頑張りすぎた前日が、当日の体を重くします。
食事・水分補給のポイント
- 炭水化物をやや多めにとる(エネルギーをためる意識で)
- 消化に時間がかかる揚げ物・生もの・アルコールは控える
- 水分補給は前日から意識して行う(試合当日だけ飲んでも間に合わない)
- 1〜1.5Lを目安に、こまめに飲む習慣をつける
睡眠と入浴の工夫
試合前夜は早めの就寝が理想ですが、緊張や興奮で眠れないこともあります。
- 入浴は就寝の90分〜2時間前(38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分)
- 体温が下がるタイミングで自然に眠気が来る
- 就寝前のストレッチは5〜10分でOK。ゆっくり伸ばすだけで十分
- 眠れなくても「横になる」だけで体は休まる。眠れないことに焦らない
試合当日の朝:体のスイッチを入れる10〜15分ルーティン
試合当日の朝に「何もしない」のはもったいないです。軽い動的ウォームアップを10〜15分行うだけで、試合序盤の体の動きが変わります。
当日朝の動的ウォームアップの流れ
- ゆっくりジョグ(3〜5分):会話できるペースで体を温める
- ランジウォーク(10歩×2往復):股関節・ひざの可動域を確認
- ハムストリングスウォーク(10歩×2往復):片足を伸ばして上体を前傾させる
- サイドステップ+腕振り(2往復):方向転換の感覚を確認
- 短距離ダッシュ2〜3本(20m程度):最後に体のスイッチを入れる
試合前にチェックしておきたい体のサイン
- ふくらはぎ・ひざ裏の張り感
- 股関節の可動域(いつもより硬さを感じないか)
- 足首の安定感(不安定さがあれば無理しない)
違和感がある場合は、試合当日に無理するより事前に整骨院鍼灸院でケアしておく方が、回復も早く安心です。
試合後こそ大切:次の週末のために今日リカバリーする
試合が終わってほっとした瞬間から、体はリカバリーを必要としています。「今日は頑張ったから休もう」だけでなく、積極的に回復を促すことが、翌週の仕事パフォーマンスと体を守ります。
試合後24時間の過ごし方
- 試合後30〜60分以内に糖質+たんぱく質を補給(おにぎり+プロテイン、バナナ+牛乳など)
- 帰宅後はシャワーより入浴(38〜40℃で10〜15分)で循環を促す
- 翌朝は軽いストレッチを5〜10分行う(無理に動かさなくてよい)
- 強い筋肉痛や関節の腫れがある場合はアイシング(患部に15〜20分)
整骨院鍼灸院でのケアが役立つ場面
試合後に感じる以下のような不調は、放置すると慢性化しやすいです:
- ふくらはぎや太ももの強い張り・疲労感
- 足首・ひざ・股関節の違和感
- 「試合後から続く腰のだるさ」
痛みが出てからではなく、違和感の段階で来院いただく方が、回復が早く次の試合も楽しめます。そういう選手を何人も見てきました。
たなか整骨院鍼灸院では、柔道整復師・鍼灸師・NSCA-CSCSとして、長野県原村・八ヶ岳エリアの週末アスリートのコンディション管理を一緒に考えます。スポーツを楽しみながら家族との時間も大切にしたいパパのご相談をお待ちしています。
まとめ|週末スポーツを長く楽しむために
- 試合3〜4日前:追い込まず、神経系への刺激と体幹・股関節の動作確認
- 試合前日:食事・水分・睡眠を整え、「やらないこと」を決める
- 試合当日朝:10〜15分の動的ウォームアップで体のスイッチを入れる
- 試合後:栄養補給・入浴・翌日の軽いケアでリカバリーを加速する
「仕事もある、育児もある、でもスポーツも諦めたくない」——そういうパパにこそ、体のケアを丁寧にしてほしいと思っています。
違和感があれば早めにご相談ください。八ヶ岳・原村エリアのたなか整骨院鍼灸院が、あなたの週末スポーツを長く続けるための体づくりをサポートします。



